#AQUANAUTS vol.14 とHospital Recordsのこと。

筆者がレジデントDJとして参加する『AQUANAUTS vol.14』が、いよいよ今週末7/16(土)16時から早稲田は茶箱にて開催されます!

 

 AQUANAUTSは「Liquid Funk & Lounge Drum&Bass」をテーマとしたイベントですが「そもそもリキッドファンクってどんな音楽なの?」という方もいらっしゃると思います。本コラムではそんな方に向けて、その魅力を少しでもお伝えすべく、またこれをお読みいただくことで、より一層AQUANAUTSをお楽しみいただけるよう、様々な切り口でリキッドファンクをご紹介しています。今回も前回に引き続き、レーベルに目を向けてみましょう。

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今回取り上げるレーベルは「Hospital Records」!!!1996年にLondon Elektricityにより西ロンドンに設立された本レーベルは、リキッドファンクの老舗中の老舗であり、現ドラムンベースシーンを牽引する最重要レーベルといっても過言ではありません。そんなビッグレーベルを何故これまで取り上げずにきたのかといえば「私なんぞがHospitalについて語ってよいものか」という畏敬の念ゆえに他なりません。しかしながら、このレーベルを通らずしてリキッドファンクを語ることができないのもまた事実。覚悟を決めて精一杯紹介させていただきますm(>ω<)m

 

Netsky - Rio ft. Digital Farm Animals

 

 Hospitalといえば、まずはこの人!先日、ソニー・ミュージックエンタテインメント傘下のEPICからメジャーデビューを射止めた、レーベルいちのヒットメイカーNetsky。数多のアンセムをもつ彼ですが、今回は昨年にリリースされAQUANAUTSでも頻繁にプレイされていたブラジリアン・リキッド『Rio』を挙げておきましょう。夏にぴったりのこの曲、今度のイベントでもきっと誰かがプレイしてくれるハズ!

 

Fred V & Grafix - Ignite (feat. Amy J Pryce)

 

 Netskyと共に一時代を築いたCamo & Krookedや、若手筆頭のFred V & Grafix、Liquicity Recordsから大抜擢されたシンデレラボーイMadukなどなど、本レーベルにはチェックすべきフレッシュな才能が山ほどおります。そんな中から、リリースされたばかりのFred V & Grafixのアルバム『OXYGEN』に収録された『Ignite (feat. Amy J Pryce)』をピックアップしてみました。現Hospitalを象徴するサウンドといえると思います。

 

High Contrast - If We Ever

 

 若手だけでなくベテラン勢の層も非常に厚いHospital。オーナーであるLondon Elektricityをはじめ、Danny Byrd、Nu:Tone、Logisticsなどなど枚挙にいとまがありませんが、中でも特に00年代を牽引し、そのレーベルイメージを方向づけた立役者といえばこの人High Contrastではないでしょうか?氏のトラックの中から、筆者が特に好きなオールドスクールフィール色濃いこの曲を挙げて、絞めとさせていただきます。

 

いかがだったでしょうか。AQUANAUTSでは今回ご紹介したようなトラックを、これでもかとばかりにプレイします。本記事をご覧になって「リキッドファンクって良いかも!」と思った方は、ぜひぜひイベントにも足をお運び下さい。お待ちしてますm(_ _)m もっとリキッドファンクについて知りたい、聴いてみたいという方は、以前の記事にもお目通しいただければ幸いです。