#AQUANAUTS vol.12 とLiquid Vのこと。

 今週末3/17(土)16時から早稲田は茶箱にて開催されるリキッドファンクイベント『AQUANAUTS vol.12』にDJとして出演させて頂きます!

 本コラムではリキッドファンクって何なのさ?という方に向けて、その魅力をお伝えすべく、あわよくばイベントにも遊びに来て!という願いも込めて、色んな切り口でリキッドファンクをご紹介しています。これまでプロデューサーやボーカリスト、アンセム等をキーワードに楽曲を紹介してきましたが、今回は少し趣向を変えてレーベルに目を向けてみたいと思います。

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 今回取り上げるレーベルは「Liquid V」2004年にドラムンベースの老舗V Recordings傘下に設立されたリキッドファンクレーベルです。サブレーベルとはいえ、その影響力は誰もが知るHospital Recordsにも引けを取らず、シーンの屋台骨を担う存在であると言えるでしょう。一昨年リリースされた設立10周年を記念するコンピレーション『LV:X』は、本レーベルを代表するアンセムばかりを収録しリマスタリングを施した、一家に一枚の必携盤です!もはや、このコンピを聴いていただければ語る言葉もないくらいなのですが、それでは当ブログを覗いていただいた甲斐がありませんので、僭越ながら筆者のオススメのトラックをいくつかご紹介したいと思います。

Lv:x - Ten Years Of Liquid V

Lv:x - Ten Years Of Liquid V

 

Mr Joseph - I Still Love You

 当ブログではもう何度も取り上げているMr Joseph、そろそろ「もういいよ!」なんて声が聞こえてきそうですが、筆者にとっては彼こそ現リキッドファンクシーンの立役者。いくら紹介しても足りないぐらい好きなプロデューサーなのです。彼が「Liquid V」からリリースした『Floating Island EP』は間違いなくシーンの金字塔になることでしょう!

 

Peshay - Fall for You ft Natalie Reece

 ドラムンベース黎明期から活躍する大御所Peshayによる『Funkster EP』はLiquid Vに相応しいソウルネスとブラックネスに溢れた快作!この作品が前述の『Floating Island EP』に続けてリリースされた時には本当に驚かされました。エポックメイキングな作品は図らずも同時期に集まるのか、はたまたレーベルオーナーであるBryan Geeの策略か。どちらにせよ、2013年のLiquid Vには何かが宿っていたとしか思えません(° ꈊ °)✧キラッ

 

Paul SG - Stay Classy feat T.R.A.C

それから、MC T.R.A.Cをフィーチャーしたストリート感のある楽曲もこのレーベルらしさがよく出ていると思います。楽曲数としてはそれほど多いわけではないものの、Paul SGとの本作や、Mr Joseph - Soul GirlDave Owen - The Party's ArrivedSubmorphics - Higher Ground等など、いずれも名曲揃いです!

 

Makoto & Danny Wheeler - Midnight Hour

 そんな、現リキッドファンクシーンを牽引するLiquid Vですが、日本を代表するドラムンベースプロデューサーMAKOTOさんも、Danny Wheelerとのシングルをこの間リリースしたばかり!これからもますます目が離せない存在なのです。

 

AQUANAUTSでは今回ご紹介したようなトラックを、これでもかとばかりにプレイします!本記事をご覧になって「リキッドファンクって良いかも!」と思った方は、ぜひぜひイベントにも足をお運び下さい。お待ちしてますm(_ _)m もっとリキッドファンクについて知りたい、聴いてみたいという方は、以前の記事にもお目通しいただければと思います。