#AQUANAUTS vol.13 とFokuz Recordingsのこと。

 今週末5/21(土)16時から早稲田は茶箱にて開催されるリキッドファンクイベント『AQUANAUTS vol.13』にてDJします!

 本コラムではリキッドファンクって何なのさ?という方に向けて、その魅力をお伝えすべく、あわよくばイベントにも遊びに来て!という願いも込めて、色んな切り口でリキッドファンクをご紹介しています。前回ご紹介した「Liquid V」に引き続き、今回もレーベルに目を向けてみましょう。

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今回取り上げるレーベルは「Fokuz Recordings」AQUANAUTSでも毎回ひんぱんにプレイされる、リキッドファンクでは定番の人気レーベルです。1999年にDreazzとDrum Originsにより立ち上げられたオランダのレーベルであり、ドラムンベースの本国であるUKとはまた一味違ったサウンドが楽しめます。一概に言えない部分もありますが、特にジャズやクロスオーバーからの影響が色濃く、大人っぽい落ち着いた雰囲気のトラックが多い印象です。

 

Drum Origins - Infinite Orbit

99年にリリースされたFokuz Recordingsの記念すべき1枚目はDrum Originsによるもの。この頃にはまだ「リキッドファンク」というワード自体が生まれておらず、90年代に猛威をふるったアートコアの影響が色濃く見えますね。

 

Flowrian - Jasmine
Rowpieces & Pulsaar - Soap Bubbles On You

現在のFokuzを語る上で外せないのがFlowrian、Rowpieces、Pulsaarの三名のプロデューサーです。この御三方はぜひ覚えて帰っていただきたい!各々の活動も然ることながら、合作で発表するトラックは特に完成度が高く、フロアでプレイすればそこは真夜中ミッドナイト。夕方に開催されているAQUANAUTSだって、たちまち夜の雰囲気になってしまいます。上記の2曲が気にいったという方は、Paul SG率いるJazzsticks Recordingsも併せてチェックしてみてね!

 

Kasper & Satl - Mr Funky 

とはいえ、大人っぽい、大人しいばかりのレーベルではございません。中にはこんなブンブンベースが地響きのごとく鳴り響くディープローラーチューンもあり、フロアでの機能性もしっかりと追求してくれています。聴いてよし、踊ってよしの超優良レーベルですよ!(このトラックが気にいった方は、本レーベルからもリリースのあるプロデューサーImpishを併せてチェック!)

 

AQUANAUTSでは今回ご紹介したようなトラックを、これでもかとばかりにプレイします!本記事をご覧になって「リキッドファンクって良いかも!」と思った方は、ぜひぜひイベントにも足をお運び下さい。お待ちしてますm(_ _)m もっとリキッドファンクについて知りたい、聴いてみたいという方は、以前の記事にもお目通しいただければ幸いです。