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今、日本の10代が面白い!samayuzame tribute compilationと、注目の若手クリエイターのこと。

先週3/14にStripelessさんからリリースされました『samayuzame tribute compilation』に、筆者もmirgliP名義で一曲参加させていただいております。このコンピレーションは「紗繭さんを囲む会」とでも申しましょうか、ニコニコ動画で活躍中のボカロP紗繭さんと、そのファンを自認するクリエイター9名が集い、イメージ曲やリミックスを持ち寄ったアルバムとなっております。

「紗繭さんを囲む会」にどうしてこれだけのクリエイターが集まったのでしょう?そこにはもちろん、作品自体の素晴らしさやご本人の人柄などなど、諸々の要素があるとは思いますが、紗繭さんがまだ10代半ばの高校生(初投稿時には中学生!)であるということも、大きなファクターになったのではないでしょうか。兎にも角にも、そのフレッシュな感性とは裏腹な、高いクオリティに支えられた作品を是非ご一聴頂ければと思います。

00年代以降、Pro ToolsをはじめとしたDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)の進歩には目覚ましいものがあり、高性能化とともにコモディティ化が進んできましたが、今では中高生が自宅のPCで手軽に扱えるレベルになったのだなぁ、としみじみ思います。*1現在のオンラインアンダーグラウンドではDAWの普及を背景として、紗繭さんのような若い世代のクリエイターたちが活躍の場を広げています。今回は筆者が注目する若手クリエイターをあと二人ご紹介させて頂きましょう。

 

瀬名航さん。主にニコニコ動画を活動の場とする高校生ボカロPさんです。個人的に瀬名さんの楽曲の面白さは、その音数の少なさにあると思います。音圧至上主義のうえ、音数は多ければ多いほど、派手であれば派手であるほど良い、と言われてきたニコ動のボカロ楽曲群の中では、特異なほどに洗練されたシンプルさ。ご本人のツイッターを拝見すると、やはりそこにはファンクの影響が少なからずあるようです。また瀬名さんのような楽曲が支持される背景として、ニコ動におけるボカロリスナーの嗜好の変化が示唆されているようにも感じられます。

 

Ujico*さん。SoundCloudを拠点として活動されている弱冠18歳のクリエイターさんです。EDMからエレクトロニカ、ジャズからファンクまでを折衷する作風で、次に何が来るのか予想できない面白さ。ガラパゴス化していると言われる日本の音楽文化を、「kawaii」サウンドとして意識的に海外に向けて発信する姿勢にも脱帽です。Ujico*さんは本当に作風が幅広くて、この楽曲からは想像もつかないような作品も多々あります。是非、他の楽曲も聴いてみて下さい。

三人とも将来が楽しみであると共に、末恐ろしくもありますね…。僕ももっと頑張らないと…orz

*1:筆者が中高生の頃といえば、宅録は4トラックのカセットMTRDTMといえばRolandのSCシリーズをMIDIで制御、もちろんオーディオ録音機能なんて付いていませんでした。その頃から考えると驚くべき進歩ですね。