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新曲アップしました!【初音ミク】 おやすみ、ベアトリーチェ【2step】

オリジナル曲 VOCALOID 告知

という事で今回は本日アップした楽曲についてのお話です。お初の方は何の事やら?と思われるかもしれませんので補足させていただくと、筆者は2010年頃からボカロP*1として細々と活動しておりまして、この度、新曲をアップしました。ボカロPというと一般的にはメジャーデビューしているsupercellのryoさんだったり、livetuneのkzさんだったり、最近だと『カゲロウプロジェクト』のじんさんだったりを思い浮かべるかもしれませんが、そういった超有名Pとは天と地ほどの差がある、ほぼ自称のボカロPです( ´,_ゝ`) ドヤッ!まぁまぁ、折角ここまで読んで頂いたんだから、ぜひぜひ新曲を聴いてって下さいな。ニコニコ動画SoundCloudに上げてありますので、再生環境に合った方でご視聴いただければと思います。

今回の曲では久しぶりに2stepのリズムを使ってみました。2stepはハネた16ビート(バウンスビートとも言うそう)を特徴としたクラブミュージックの一ジャンルで、90年代末頃からUKを中心に猛威を振るいましたね。ハウスのBPMに、ドラムンベースのスネアとベースを持ち、ソウルフルでハネの強い楽曲はR&Bのようでもある。ハウス+ドラムンベース+R&Bの新ジャンル!なんて振れこみで、筆者もブームに乗って熱心に聴いていた憶えがあります。しかし、当時あまりに2stepリミックスが量産されたせいか、その勢いはすぐに衰えてしまい、その後GrimeDubstepに進化して今ではあまり耳にする機会が無くなってしまいました。2stepの再興を切に願います。代表的なアーティストとしてはMJ ColeやArtful Dodger等々。個人的に2000年にリリースされたMJ Coleの1stアルバム『Sincere』は素晴らしい出来で、愛聴盤です。

話を拙作に戻しまして、この曲にはもう2つテーマがあります。一つはボーカロイド=人間ではない歌声を活かしたアプローチに挑戦するという事。ボーカロイドの幅広い歌唱音域を可能な限り使い、人間では歌う事の難しいボカロならではの表現を模索しています。高音に関しては数多あるヒット曲でも聴ける通り、人間以上の声域を誇るボカロですが、低音に関してはどうなのか?まして、低音から高音までを一曲の中でカバーする楽曲は、あまりないのではないだろうか?そこで低音域を担当するのが、冒頭からでてくるボカロを使ったアルペジオです。元々はピアノで弾いていた2オクターブ近いアルペジオをミクさんに歌ってもらっています。さすがに最低音は低過ぎたのでオクターブ上げて音域を狭めてありますが、それでも1オクターブ超えの広さです!現在のオーディオ編集技術であれば、生身の人間の歌唱でも十分に再現可能ではありますが、オクターブ超えの音域を跳ねまわるメロディを書いてきたら、普通はボーカリストさんに怒られますよね(笑)サビ部分ではリードボーカルアルペジオパートが二重になって、低音から高音までミクさんづくしですよ( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !

 

もう一つのテーマというのが、ドミナントモーション*2を一切使用しないモーダルなアプローチで作曲してみる、という事。モダンジャズやクラブミュージックでは当然のように使われるモードですが、ポップスではあまり耳にすることがないので、敢えてチャレンジしてみました。コーダルな楽曲にはない、独特の浮遊感が演出できたと思います。実際こういった調性感の薄い楽曲はボーカリストさんが歌いにくいそうで、その点でも、ボーカロイドの利を活かした楽曲になったのではないでしょうか。ここまでお付き合いいただき感謝!

*1:ボーカロイドを使った楽曲を、主にニコニコ動画等にアップしている人のこと。ここまで説明しなくてもいいカシラ?

*2:主にII-V7-Iの形で使われる、調性を決定する上で重要なケーデンス。一般的なポップスでは必ずと言っていいほど使われている。