#AQUANAUTS vol.10&2周年!を記念してDJミックスをアップしたよ。

11/21(土)もう明けて本日になりますが、16時から早稲田は茶箱にて開催されるリキッドファンク&ラウンジ・ドラムンベースイベント『AQUANAUTS vol.10』にDJとして出演させて頂きます。

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毎度恒例になっておりますリキッドファンクコラムは今回お休みして、AQUANAUTS2周年&10回目を記念したDJミックスをこさえてみました。筆者のこれまでのプレイを総括すべく、ここ5年程のリリースから厳選に厳選を重ねた全14曲。ホームリスニング向けに一曲一曲は短めになっておりますので、ぜひご一聴いただいて、「こんな曲をフロアで聴いてみたい!」という方は、ぜひぜひイベントにも足をお運びいただければと思います。お待ちしてます!m(_ _)m

01 Nuage - Lifestyle (feat. Gerwin)
02 Ivy Lab & Hydro - Make It Clear (feat. Frank Carter III & Lucy Annika)
03 Switch - If I Don't Know
04 Alix Perez - Forsaken (ft. Peven Everett & Spectrasoul)
05 Lenzman - How Did I Let U Go (feat. Riya)
06 Physical Illusion & Sunny Crimea - Something About Love
07 Die & Jenna G - 1000 Soul Songs
08 Rowpieces & Pulsaar - Soap Bubbles On You
09 Lurch - Confessions
10 Al Pack - Paradise Cove
11 Mr Joseph - Wonderful Feeling
12 Pulsaar - Love Letters
13 Flowrian & Pulsaar - Funk Brothers
14 Netsky - Moving With You (feat. Jenna G) 

新曲【ミクリンルカグミ】One More Time【MIKUHOP】をアップしたよ!

10/25(日)M3秋にてリリースされた『MIKUHOP LP2:Border』収録の新曲『One More Time』をニコニコ動画YouTubeSoundCloudにアップしました!

今回の曲はToreroさん(@torero)、お家さん(@es8shio)とのコラボ曲になっておりまして、作詞とボカロの調声をToreroさん、ピアノとインストのアレンジをお家さんにご担当いただいています。当のうp主は何をやっていたかといえばビートの構築にミキシング、マスタリング、動画制作などなど、縁の下の力持ち的な立ち位置。ですが、才気あふれるお二人とこうして一緒に曲を作る事ができて心から嬉しく、かつ大変勉強になりました!Toreroさんの粋なフロウとお家さんの流麗なピアノ、ついでに僕のビートも聴いてやって下さいm(_ _)m

 

それから、ポップで可愛らしいイラストは海外にお住まいのprojectTiGERさん(@projectTiGER_)に描き下ろしていただきました。筆者のたどたどしい英文メールに親切にご対応いただき、なおかつお忙しい中このような素晴らしい作品を仕上げてくださった氏に、この場をお借りして深く御礼申し上げます。Thank you so much, projectTiGER!!

「友達んち」のようなクラブイベント #ぷらんじ へ行こう!

明日11/3(火祝)「ケータイもゲームも明日への元気も充電できる、ラウンジイベント」Plug Lounge vol.45(略してぷらんじ)にてDJさせていただきます!

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「ぷらんじ」は毎月第1・第3火曜日の20時から開催されている平日イベントなのですが、今回は火曜祝日ということもあって拡大版!18時からのオープンとなります。

 

筆者も時間のある時にはちょくちょく遊びに行っている本イベント。ケータイの充電ができてフリーWi-Fiも用意されてるうえに、エントランス料金は¥500+ワンドリンクオーダーという手軽さです。火曜日の気だるいアフターワークに、軽く一杯飲みながら音楽に揺られて週末までの鋭気を養いたい、そんなあなたにピッタリのイベントですよ!

 

実はこの「ぷらんじ」ちょっと変わったイベントでもあります。ラウンジのテーブルにはみんなが持ち寄った本やマンガが置かれ、お客さんはソファでそれらを読みふけるもの(EN-SOFのソファの座り心地がまた良いんです!)会話に花を咲かせるもの、ノートPCで持ち帰り業務をこなすものと、その楽しみ方は千差万別。DJプレイをBGMにみんながみんな思い思いの過ごし方をしています。もちろんクラブイベントなのでフロアで踊っている人もいますが、そのリラックスした雰囲気はクラブというより「友達んち」のそれに近いのではないでしょうか?

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マンガを読んだり、会話に花を咲かせたり
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ノートPCでお仕事したり
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なんとDJブース前でマンガを読む人まで!

 

とはいえ、決して音楽に手を抜いているわけではありません。週末は様々なイベントでプレイしているDJ陣が、その時々で自分の推したい最もフレッシュな音源をセレクト。ジャンルの縛りを設定しないイベントならではの多種多彩なDJを楽しむ事ができます。筆者などは彼らが選曲する「一体どこから探してくるの?」というような、未だ聴いたことのない音楽との遭遇を楽しみに通っていますので、きっとディープな音楽ファンの方にもご満足いただけるのではないでしょうか。今回は自分もDJとして参加させていただく以上、本イベントに相応しいトラックを用意してお待ちしています!

 

あなたの気ままな夜活に、グッドミュージックを添える「ぷらんじ」へ、ぜひお立ち寄り下さいm(_ _)m

#M3秋 と『MIKUHOP LP2:Border』のこと

10/25(日)、東京流通センターにて行われる音系・映像・マルチメディア同人即売会『M3 2015秋』に参加します!当サークルWhat a Wonderful Worldは第二展示場2Fの「ケ-24b」にスペースをいただいております。今回サークルとしての新譜はありませんが、Stripeless様からリリースされる『MIKUHOP LP2:Border』に一曲参加しておりまして、当スペースにも音源を置かせていただく予定です。

 

さて、この『MIKUHOP LP2:Border』一体どんな作品かといいますと、ボカロを使ったヒップホップ・コンピレーションです。ボカロによるラップはもちろん、ヒップホップではお馴染のサンプリングやカットアップ、スクラッチを駆使した楽曲など、「ヒップホップであること」に拘りながらも非常に多様な内容になっています。歌うソフトであるボ―カロイドでラップ、ヒップホップと言われても、なかなかピンと来ないかもしれません。そんなあなたは是非、デジタル配信されている前作、前々作も聴いてみて下さい!(MIKUHOP LPは無料でダウンロード出来ます)

 

 そして『MIKUHOP LP2:Border』の発表を記念して、リリースパーティが行われます!こちらはM3前日の10/24(土)17時から、渋谷は宇田川町の宇田川カフェ別館にて、当日入場:¥2,500、TwiPla参加表明:¥2,000。DJ陣は、筆者を含めコンピに参加しているボカロPと、ボカロクラブイベントで活躍中のDJ小原さん(@y_koharaaa)に五時間さん(@gojikanhbb)をゲストにお迎えしてお送りします。お気軽にお立ち寄りください。お待ちしておりますm(_ _)m

#ルパン三世 ファンの同志に贈る!ジャズファンク/クロスオーバー5選

いよいよ『ルパン三世 Part4』のTVオンエアがはじまりましたね。ルパンシリーズといったら、その世界観の表現に一役買っているのが大野雄二さんの音楽です。中でも『ルパン三世のテーマ』は日本人なら知らない人はいないであろう名曲中の名曲!筆者も幼少の頃にこの曲に出会い、一瞬で心奪われてしまいました。

洒落たコードワークにタイトな16ビート。ブラスとストリングス、コーラスによる華やかなアレンジ。これらの手法からはジャズファンク/クロスオーバーからの影響が強く感じられますが、当時の自分にはこれが何というジャンルなのか皆目見当もつきませんでした。ジャズ?ファンク?それともソウル?と、様々な音楽を雑多に聴き漁り、ようやく辿りついたのがジャズファンク/クロスオーバーだったのです。大野さんの魅力的な楽曲群に魅了された「もっとルパンっぽい音楽を聴きたい!」という同士も数多くいるのことでしょう。今回はそんなあなたに向けて「ジャズファンク/クロスオーバー5選」をお送りします!

 

それでは早速、大野さんが影響を受けたと噂の(二次情報は多いもののソースは不明です)Lonnie Liston Smithから始めていきましょう。氏の代表曲であり、ジャズファンクの定番曲『Expansions』はクロスオーバー華やかなりし頃の1975年のリリースです。『ルパン三世のテーマ』が初めて世に出たのが77年だそうなので、この曲からの影響も多分にありそう?

 

お次はShakatakの『Invitations』。これはジャズファンクというよりも「フュージョン」といった方がしっくりくるかもしれませんね。82年のリリースです。日本では丁度フュージョンブームの真っ只中でT-SQUAREカシオペア等の国産バンドや、Azymuthなどと共に人気を博していたようです。ちなみに、この頃に制作された『THEME OF LUPIN the 3rd('85)』は全編、電子楽器による若干チープなもの(失礼!)フュージョン勢がデジタルシンセを積極的に導入していたことからの影響か、はたまたファミコンブームからの影響でしょうか。(ちなみに筆者が一番フュージョンっぽいと思うのは『THEME FROM LUPIN III '97』です。電子ドラムのタム乱れ打ちが何とも!)

 

筆者が10代の頃に「ルパンっぽい音楽」を求めていて出会ったのがJamiroquaiでした。80年代後半から90年代にかけてUKで興ったジャズファンク・リバイバル「アシッドジャズ」最大のスターである彼ら。日本では、大ヒットした『Virtual Insanity』や『Canned Heat』の影響もあって、ディスコポップバンドだと思われている向きがありますが、初期はインストもこなす正真正銘のアシッドジャズ/ジャズファンクバンドだったのです。この楽曲は93年にリリースのファーストアルバム『Emergency On Planet Earth』からの一曲。

 

80年代初頭から活動を続け、現在でもコンスタントに作品をリリースし続けるアシッドジャズ/ジャズファンクの大御所Incognito。この楽曲は2012年リリースのアルバム『Surreal』に収録された一曲です。Incognitoの代表曲はこの他にも山ほどありますが、珍しくアッパーでファンキーなこの曲を選んだのは「ルパンっぽいから!」の一言に尽きます。このコーラスワーク、ブラスの使い方が『ルパン三世のテーマ』に通じる所があると思いませんか?

 

ブラジリアン・クロスオーバーを扱うUKのレーベルFar Out Recordings。その20周年を記念して作年リリースされた『The Far Out Monster Disco Orchestra』からの一曲。Azymuthのジョゼ・ホベルト・ベルトラミとアレッサンドロ・マレイロスを中心にレーベルのコネクションをフル活用した一度限りのスーパーバンドです。同時期にリリースされたよりボッサ/サンバ色の強い『Friends From Rio Project 2014』もオススメ!

 

いかがだったでしょうか、あなたのお気に入りの一曲は見つかりましたか?今回ご紹介したどのアーティストもバックグラウンドの深い方々ばかりですので、もし気にいった曲がありましたら、是非ご自身で掘り下げてみて下さい。あなたの人生を変える曲に出会えるかもしれませんよ!ここまでお付き合いただき感謝m(_ _)m

 

おまけ

ルパン三世のテーマ」にそっくり!と評判のスペース・コブラのオープニングテーマ『コブラ』。似ていると言われるだけあって、こちらからもジャズファンク/クロスオーバーの匂いがプンプンしますね(*゚∀゚)=3ムッハー

 

ルパン三世 PART4 オリジナル・サウンドトラック~ITALIANO

ルパン三世 PART4 オリジナル・サウンドトラック~ITALIANO

 

#AQUANAUTS vol.9とリキッドファンクを彩る歌姫たち

来たる9/19(土)16時から!早稲田は茶箱にて開催されるリキッドファンク&ラウンジ・ドラムンベースイベント『AQUANAUTS vol.9』にDJとして出演させて頂きます!

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AQUANAUTSの告知と共に恒例となっておりますリキッドファンク紹介コラム。今回は「リキッドファンクを彩る歌姫たち」と題しまして、女性ボーカリストにフォーカスしてご紹介してみようと思います。プロデューサー/DJ主導のシーンにあって、なかなか注目されることの少ない彼女たちですが、アンセムを語る上では欠かすことのできない存在です。ちょっとだけ前々回の記事と被る部分もありますがご容赦くださいませm(_ _)m

Netsky - Moving With You ft. Jenna G

やはり歌姫といったら先ずはこの人Jenna G!その歌声は最早ドラムンベースのアイコンと化しています。以前、当ブログでMr Josephの『Wonderful Feeling』を「これぞリキッドファンク!な一曲」としてご紹介した事がありますが、NetskyとJenna Gによるこの楽曲も間違いなく現在のリキッドファンクを象徴するアンセムと言えるでしょう。

Lenzman - Open Page ft. Riya

ソウルフルで力強いJenna Gに対するは、フォーキーで涼しげな歌声が特徴的なRiya嬢。最近は自身名義でのアルバムリリースや、他プロデューサーの楽曲への客演も多い彼女ですが、やはりLenzmanとのタッグによる楽曲は群を抜いているように思います。中でもこの曲は、以前ご紹介した『How Did I Let U Go』に並ぶ名曲!

Gerwin - Life Cycle ft. LaMeduza (Break Remix)

Jenna GやRiyaに比べると、やや知名度こそ劣るものの客演数は両者にも引けをとらないLaMeduza。元々ハウスやエレクトロニカからキャリアをスタートさせた人のようですが、最近はドラムンベース楽曲への客演も増えてきて、シーンでの存在感を増しています。筆者の敬愛するGerwinやFlowrianといった、リキッドファンクの中でもジャズやエレクトロニカからの影響を感じさせるプロデューサーの信任が厚く、これからが今一番気になるボーカリストです。

 

もっとリキッドファンクについて知りたいという方は、よろしければ前回の記事にもお目通しいただいて、そして是非、AQUANAUTSに体感しに来て下さい!お待ちしております!m(_ _)m

#AQUANAUTS vol.8とリキッドファンク・アンセムその2

来たる7/11(土)早稲田は茶箱にて開催される、リキッドファンク&ラウンジ・ドラムンベースイベント『AQUANAUTS vol.8』にDJとして出演させて頂きます!

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毎度AQUANAUTSの告知と共に「リキッドファンクって何なのさ?」という方に向けてお届けしているリキッドファンク紹介コラム。今回は「あの大御所のブレイクスルーのきっかけとなった名曲」をテーマにご紹介してみようと思います。どれも2010年以前のリリースですが、まだまだフロアでプレイされる鉄板曲ばかりです!

Lenzman - Ever So Slightly

ディープ&リキッド系アーティストの登竜門的役割を果たしてきたレーベル「Integral Records」から2008年のリリース。ソウル&ファンクの王様James Brownの「Sunny」を大胆にサンプリングしたこの曲は、Lenzmanの名を世に知らしめた一曲だと思います。当時ディープ系に傾倒していた僕自身も、この曲との出会いをきっかけにリキッドファンクを掘るようになりました。

Alix Perez - Forsaken ft. Peven Everett & Spectrasoul

2009年リリース、Alix Perezの1stアルバム『1984』に納められた一曲。前年リリースの『Alibi』が注目を集めていたSpectrasoulとの共作で、両アーティストの個性が遺憾なく発揮された名曲中の名曲です!Peven Everettのアンニュイなボーカルも素晴らしく、新時代の到来を感じさせました。

Sabre & Survival - The Omega King

SabreとSurvivalによる2009年リリースのコラボEPからの一曲。前述の2曲に比べるとそれほど知名度こそないかもしれませんが、個人的には大好きな曲です。特にSabreの個性が色濃く反映された静謐な世界観は、話題沸騰中のStray & HalogenixとのユニットIvy Labにも引き継がれているのではないでしょうか。

 

もっとリキッドファンクについて知りたいという方は、よろしければ前回の記事にもお目通しいただいて、そして是非、AQUANAUTSにも遊びに来て下さい。お待ちしております!m(_ _)m